建設産業をリードする設計者のためのBIMソフトウェアソリューションを提供するグラフィソフトジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長トロム ペーテル)は、BIMソフトウェアソリューションの最新版であるArchicad 27日本語版サブスクリプションを9月27日(CET/中央ヨーロッパ時間)にリリースしました。なお、永久ライセンスは10月10日にリリースします。
直感的に使えるBIMソフトウェア、Archicadは、豊富なツールと使いやすいインターフェイスで、あらゆる規模のプロジェクトを効率的にサポートします。
柔軟性の高いデザインツールは様々な垣根を超えたチームでの共同作業や図面作成の自動化、写真品質のレンダリングエンジンなどを提供可能にし、設計者を強く支援します。
10月20日(金)には、Archicad 27発表会をかねたオンラインイベント、Building Together Japan 2023 を開催いたします。Archicad 27の国内初となるデモンストレーション、Graphisoftからの最新情報、Archicadユーザーの方々による講演や対談など、多様なセッションを行います。
Graphisoft®
Graphisoft® はハンガリーで1982年に創立、1984年、建築家のためのBIMソフトウェアArchicad®でBIM革命に火をつけました。
2007 年以降、Nemetschekのグループ企業となり、現在までに27の言語、100以上の国で商品展開を行うグローバル企業に成長した今日においても、各国の需要に沿った商品開発を続けており、主力製品である、Archicadを中心とし、BIMコラボレーション環境を実現した革命的なBIMcloud®、BIMモデルを快適に閲覧できるモバイルアプリBIMx®などを開発、提供しつづけ、業界をけん引、設計者を総合的に支援しております。
Graphisoftは豊富なソフトウェア、教育、サポート、コミュニティまでを揃え、建築/建設を総合的に支援するBIMソリューションプロバイダーです。
グラフィソフトジャパン株式会社
グラフィソフトジャパンは、建築家のための業界初となるBIMソフトウェアArchicad®を提供するGraphisoft®の日本法人です。
顧客には大手ゼネコン、組織設計事務所、設計事務所、大学、専門学校を持ち、日本でも有数のBIMソリューションプロバイダーと認められております。
プレスリリースに関するお問い合わせ先
グラフィソフトジャパン株式会社 https://graphisoft.com/jp
〒107-0052 東京都港区赤坂3-2-12赤坂ノアビル4階
マーケティングサクセス
担当: 保土田 真紀 Mail: marketing@graphisoft.co.jp
GRAPHISOFT®およびArchicad®は、GRAPHISOFT社の登録商標です。他の商標は各所有者の知的財産です。
Archicad 27を含むGraphisoft製品アップデート詳細については、別紙を参照ください。
Graphisoft製品アップデート詳細
Archicad 27 新機能紹介
今回Archicadだけでなく、BIMx、BIMcloud、および保守サービスで提供されているForwardツールを含む、Graphisoft製品全体がアップデートされました。これらを包括的にご紹介し、DESIGN、DOCUMENT、VISUALIZE、COLLABORATEの4つのカテゴリに分けて説明いたします。
DESIGN
簡単な方法でデザイン検討を行い、プロジェクト管理にかかる時間を削減します。Archicad 27は、プロジェクトの規模や複雑さが増えても、チームが整理され、ファイルが効率的に管理されるのをサポートします。
- 統合されたデザインオプション
新しいデザインオプションは、メインモデルに影響を加えることなく、デザイン案を素早く検討し、選択した最適解をメインモデルに実装していくことができます。
プロジェクトの規模やスケールに関係なく、常に進化するデザイン案に専用のワークフローを使って、設計チームと素早く効率的に評価し、共有します。
- 距離ガイドを活用した高速モデリング
距離ガイドは、寸法の数値入力とグラフィカルな入力を直感的に組み合わせた画期的な機能です。
これにより、モデル要素を平面図上で迅速かつ快適に配置できます。(試験機能)
- インテリジェントなトラッカー
改善されたトラッカーでは、直接乗算、除算、加算、減算の関数を実行できます。
これにより、外部の計算機が不要となり、トラッカーから直接計算した数値を入力できるため、無駄なワークフローを省くことができます。
- 拡張された検索機能
拡張された検索機能により、ビュー、表現の上書き組み合わせとルール、ライブラリ、レイアウト、図面を含む、リスト内での作業を効率化します。
- 表現の上書きルールのグループ
表現の上書きルールの可能性を最大限に引き上げます。ルールのグループ化により、ルール作成や管理、また組み合わせをより迅速かつ簡単に作成できます。
- モダンなGDLエディタ
GDLエディタが改善されました。
構文のハイライト、編集コマンドのショートカット、そして目の疲れを軽減するダークモードなど、作業やナビゲーションが向上します。
- コマンド検索(Forwardツール)
コマンドの格納場所を覚えていなくても、コマンド名さえ覚えておけば、コマンド検索を使ってすぐにアクセスして使うことできます。
またよく使う機能のピン止めや、使用したコマンドの履歴が表示されるため、無駄な作業を削減し、作業に集中できるようにします。
- 改善されたドア窓複数壁貫通(Forwardツール)
Forwardツールのカスタマイズドアウィンドウと標準ライブラリのシャッターがドア窓複数壁貫通に対応しました。
これにより、壁スキンレベルでの設計に大きく柔軟性を持たせることができます。
VISUALIZE
Archicadと様々なプロの仕様のビジュアリゼーション・ソリューションへのスムーズな接続を可能にします。お好みのビジュアライゼーション・ソリューションでインパクトのあるプレゼンテーションを迅速かつ容易に作成することができます。
- 物理ベースのレンダリングの3D表示
Archicadの3Dウィンドウで物理レンダリング表現を表示させることができるようになりました。
より魅力的な3Dウィンドウで作業やプレゼンに役立てていただくことができます。(試験機能)
- スムーズなArchicad – Enscapeコネクション
リニューアルされたArchicad – Enscapeコネクションを使用して、より快適にビジュアリゼーションを作成できます。
Archicad27よりMacにも対応したため、お好みの環境でご使用いただけます。
- ARおよびVRのネイティブな接続
インパクトのあるAR/VRデザイン体験でクライアントを引き込み、より早い合意を得ることができます。
Archicad27では、業界標準のFBXファイルをインポートおよびエクスポートができるようになったため、拡張現実(AR)および仮想現実(VR)アプリケーションにネイティブにつなげることができます。
- インスタント材質(Forwardツール)
ウェブ上にある画像ファイルを直接ドラッグ&ドロップするだけで、テクスチャ付きの材質を簡単に作成できる機能です。
材質の作成・管理にかかる時間を大幅に短縮することができます。
COLLABORATE
MEPおよび構造エンジニアとの協業にOPEN BIMを使用して、柔軟かつ直感的で業界をリードする複合的な設計ワークフローを実現します。
- 業界標準のIFC認証
IFC4を活用した次世代のOPEN BIMコラボレーションを実現します。
Archicad 27は、国際的な組織であるbuildingSMARTから発行されたIFC4ファイルのインポートおよびエクスポート認証を搭載しており、これにより様々な分野や他のソリューションにまたがるデータ交換の一貫性と効率が確保されます。
- 構造ワークフローの強化
正確な構造計算のために構造解析モデルを洗練させました。Archicad 27は、建築家が構造エンジニアとの設計ワークフローを合理化できるようにします。
新しいマニュアル調整機能は、複雑なプロジェクトで連続的な構造解析モデルを実現し、両チームが不整合を減少させ、設計協業を迅速化できます。
- リニューアルされたMEPモデラー
改善されたMEPモデラーは最新のユーザーインターフェースとスムーズなモデリングテクノロジーを備えています。
Archicadの中で、MEPエンジニアがさらに作業に集中できるようにモデリングの効率性が改善されました。
- 効率的な変更管理
モデル比較は、組織化された設計チーム向けに開発された機能で、設計変更をいつでも比較することができ、最新の状況を常に把握することができます。
新しいダイアログでは、包括的で詳細な変更リストが表示されます。
- BIMxのインタラクティブラベル
レイアウトと3Dビューを行ったり来たりすることなく、建築要素に正確にアクセスすることができます。2Dレイアウトから3D要素情報に簡単にアクセスできます。また、連携ラベルを使えば、必要な情報を簡単に参照することができます。
- BIMxの課題管理
BIMx mobileアプリで、いつでもどこでもプロジェクトの課題を作成できます。
このワークフローは、デザイン上の問題や要求を課題管理する際に、物理的な場所に関係なく、すべての関係者にメンションし解決していくことができます。
さらに他のソフトウェアとの連携ではBCFを作成・送信することができるため、設計変更の要求や不整合を迅速に解決することができます。
DOCUMENT
各種表と図面を作成することをサポートします。
ドキュメント作業に時間を費やすことなく、クリエイティブな時間に専念できます。
- 連動一覧表の改善
Archicadから直接、必要な形式と外観を備えたプロジェクトの計算、リスト、スケジュールを発行します。
連動一覧表で、BIMプロジェクトから適切なデータを抽出し、リスト化することができます。
Archicad27では表現が強化され、ビジュアルをより自由にコントロールすることができるようになります。
- 属性管理の改善
各属性を選ぶ際に、カーソルを選びたい属性の上に置くと、属性の設定や表現がホバーされて表示されるようになりました。
これにより、より素早く使いたい属性にアクセスできるため、無駄な作業を削減します。
- JWW入出力の改善(Forwardツール)
ユーザー様の非常に多かった要望の一つでJWW入出力の大幅な改善を行いました。
Archicadの寸法をJWの寸法図形にエクスポートできるように改善したことや、Archicad上で作成した図面をJWWにエクスポートする際に限りなく再現度が高くなるように精度の改善等を行いました。
Archicadの詳細情報はカタログをご覧ください
ー カタログと一緒にBIMユーザーの成功事例もダウンロードできます ー
- Archicad ユーザーの設計事例を紹介
- 設計時の裏話や、BIMの活用方法など掲載
- その年ごとにまとめられた事例をひとまとめに
- BIM導入前から導入後の情報満載