【レポート】 Archicad 20 製品発表会 「BIMを新たな目で」

2016年8月31日(東京)、9月2日(大阪)で開催されたARCHICAD 20製品発表会には、両会場合わせて約700名のお客様にご来場いただきました。情報管理の改善、ユーザーの操作性の向上などをメインに、BIMを新しい目でとらえて開発されたARCHICAD 20を中心としたGRAPHISOFTのソリューションをご提案しました。また、基調講演では小規模設計事務所、施工、そして海外におけるBIMの活用をそれぞれの視点と経験からお話しいただきました。また展示エリアではこれまでで最多となる計36社のパートナー企業様にご出展いただき大盛況となりました。


プログラム

「ARCHICAD 20」製品発表会
『BIMを新たな目で』

東京会場
9:30-10:00開場
10:00-10:30ご挨拶
グラフィソフトジャパン株式会社 代表取締役
コバーチ・ベンツェ
10:30-11:00基調講演
小規模設計事務所 BIMによって何が変わったか


株式会社横松建築設計事務所
専務取締役
横松 邦明氏
11:00-11:15休憩
11:15-11:45基調講演
BIM Execution in Design-Build Practices

株式会社竹中工務店
西日本BIM推進WGリーダー 設計部構造グループ長
池田 英美氏
11:45-11:55出展企業紹介
11:55-13:30休憩
13:30-14:30基調講演
Automation and Interoperability ARCHICAD Parametric Design Workflow

Aedas
Principal – Singapore
Frederico Ramos氏
14:30-15:00GRAPHISOFT BIMソリューション

グラフィソフトジャパン株式会社
プロダクトマネージャー
トロム・ペーテル
15:00-15:40休憩
15:40-17:00GRAPHISOFT BIMソリューション

グラフィソフトジャパン株式会社
BIMインプリメンテーションディレクター
飯田 貴
17:00-17:10ARCHICADサポート活動表彰
大阪会場
12:30-13:00開場
13:00-13:30ご挨拶
グラフィソフトジャパン株式会社 代表取締役
コバーチ・ベンツェ
13:30-14:00基調講演
BIM Execution in Design-Build Practices

株式会社竹中工務店
西日本BIM推進WGリーダー 設計部構造グループ長
池田 英美氏
14:00-14:40休憩
14:40-15:40基調講演
Automation and Interoperability ARCHICAD Parametric Design Workflow

Aedas
Principal – Singapore
Frederico Ramos氏
15:40-16:10GRAPHISOFT BIMソリューション

グラフィソフトジャパン株式会社
プロダクトマネージャー
トロム・ペーテル
16:10-16:25休憩
16:25-18:00GRAPHISOFT BIMソリューション

グラフィソフトジャパン株式会社
BIMインプリメンテーションディレクター
飯田 貴

会場の様子


講演レポート

グラフィソフトジャパン株式会社
代表取締役
コバーチ ベンツェ

GRAPHISOFT KEYNOTE

GRAPHISOFTのビジネスにおいては、優れたソフトウェアを開発、販売するのと同時に大切なことがサポート体制であるということを、シンガポールのお客様とのビジネスを例にお話しいたしました。トレーニングを提供するだけではなく、ノウハウを通じて新しい仕事の方法の提案をすることで、より一層お客様のBIMワークフローをスムーズにできるチーム作りを進めています。また、ドイツ市場と日本市場の解説や、アジアにおけるARCHICADビジネスについてご報告いたしました。各地域のユーザーの声に耳を傾け、各国において真に活用していただけるソフトウェアを提供できるよう努めてまいります。

株式会社横松建築設計事務所
専務取締役
横松 邦明氏

小規模設計事務所 BIMによって何が変わったか

ご自身が製造系3DCADを使用されていた経歴から、建築へ移った際に実感した3Dの必要性と、さらにBIMの導入へ至る経緯をお話しいただきました。小規模事務所ならではのスピード感でBIMを使いこなしクライアントからの信頼を得ると同時に、社内の教育体制構築の難しさや、それを解決した現在の社内ワークフローなどをARCHICAD、BIMxを交えた例でお話しいただきました。タブレットを使って遠隔地から社内のスタッフへ指示を出すコミュニケーションの例や、コストとデザインのお話、またARCHICADとRhinoceros、Grasshopperのコネクションを使ったアルゴリズミックデザインの活用についてもお話しいただきました。

株式会社竹中工務店 西日本BIM推進WGリーダー
設計部構造グループ長
池田 英美氏

BIM Execution in Design-Build Practices

竹中工務店のBIMが目指す方向について、生産性の向上、時間の確保、設計品質の向上を目標としたお話しをされました。ベースモデルを参照にしながら、設計、見積もり、技術、作業所、FMなどそれぞれの職能の方が必要なモデルをつくっていくことでコラボレーションしていくワークフローの解説をしていただきました。さらに実際のプロジェクトにおけるそれぞれのフェーズにおけるモデルの種類、また、社内におけるBIMの展開のためのキャラバン、相談会、BIM大会の紹介や、ゾーンとSolibri model checkerのお話しなどの後、作業所での打ち合わせの様子なども実例を交えて詳しくご紹介いただきました。さらに今後のAIの活用についての展望もお話しいただきました。

Aedas
Principal – Singapore
Frederico Ramos氏

Automation and Interoperability ARCHICAD Parametric Design Workflow

Aedas社でのBIMの導入と活用について、社内のナレッジベース、トレーニングについて解説いただきました。社員に外部のトレーニングを受けさせた後、彼らが社内で各ソフトウェアのチャンピオンとなるようにすることで、彼らがお客様のサポートを率先して行い、社内の教育も行って、社内で効率的に業務を行うことができるようになるとのことでした。設計や施工など各フェーズに移行する際、従来のプロセスではデータの損失が起こっていたところ、BIMであれば一貫してデータの損失なくフェーズを移行していけるメリットについてもお話しされました。またソフトウェアについても各ソフトウェアを使いこなし、連携させること、また自動化の重要性について解説いただきました。


GRAPHISOFT BIMソリューション

プロダクトマネージャー

トロム・ペーテル

BIMインプリメンテーション

ディレクター

飯田 貴

BIMインプリメンテーション

BIMコンサルタント

佐藤 貴彦

大阪営業所長

BIMインプリメンテーション

志茂 るみ子

GRAPHISOFT BIMソリューションでは、はじめに従来のワークフローとBIMワークフローの違いの基本的な解説、BIMワークフローの規模に応じてGRAPHISOFTが展開する最適なソリューションをご紹介しました。BIMデータの作成(ARCHICAD)、チームワーク(BIMcloud)、BIMデータへのアクセス(BIMx/BIMx PRO)と 各製品の特長と、規模に応じたソリューションのご提案をしました。また、OPEN BIMでのコラボレーションによる各ソフトウェアとの連携のメリットについて解説いたしました。次に、アルゴリズミックデザインについて、GrasshopperとARCHICADの連携のメリットを解説し、Rhinoceros – Grasshopper– ARCHICAD Connectionsのデモンストレーションをご覧いただきました。ARCHICAD 20の新機能として、BIMでもっとも重要な、情報の管理機能の強化についてお話ししました。形状データ、メタデータ、プロパティ値のExcelからの一括インポートや、新機能である表現の上書きによる情報の可視化、例えば耐力要素をハイライト、ゾーンカテゴリによる色分け、またテナントによる色分けなどをご紹介しました。さらに、今回大きく改善された使いやすさについても、グラフィカルになりわかりやすくなったお気に入り機能、高解像度ディスプレイへの対応について、また、シンプルかつクリーンになったインターフェース画面も、新機能のデモンストレーションを交えながらご覧いただきました。最後にBIMx PROを使ったモバイルでのBIMの活用についてデモンストレーションを行いました。BIMxとFMシステムとの連携や、BIMx PROの新機能である計測ツール、ARCHICADへのメッセージ機能活用法などご紹介しました。


ARCHICADサポート活動表彰

株式会社シェルパ 平川 史明氏

株式会社シェルパ様はARCHICADを実務で使用され、そこで得たノウハウを「シェルパブログ」で公開されています。シェルパブログではBIMに関する記事が無料で投稿されており2016年5月31日には掲載数が1,000件に到達、BIMに関する記事が全体の約7割、建築技術に関する記事が約3割の中、ARCHICADに関する記事を全体の5割近く投稿されています。ARCHICADユーザーに惜しみなくノウハウをご提供いただいてきたご功績を、今回製品発表会東京会場にて第一回 ARCHICAD Service Awardとして表彰させていただきました。


出展企業一覧


ご来場いただいた皆様ありがとうございました