大阪で2011年8月30日、東京で2011年9月2日に開催いたしました「第7回パワーユーザーカンファレンス ARCHICAD 15新製品発表会」には、多数のお客様にご来場いただき、大盛況のうちに終了いたしました。
基調講演には15のパッケージデザインにも採用された「Shell」を手掛けた株式会社アールテクニック一級建築士事務所 井手様にご講演頂き、パネルディスカッションでは株式会社 梓設計より安野様、安藤建設株式会社より星野様にお話し頂きました。
また、GRAPHISOFT SE CEO ビクター・バルコニーより基調講演「GRAPHISOFT次なるステップ」、グラフィソフトジャパン プロダクトマーケティング 飯田 貴より、ARCHICAD 15の製品紹介を致しました。
ご挨拶
グラフィソフトジャパン株式会社
代表取締役社長コバーチ・ベンツェ
毎年、この時期にリリースされているバージョンのテーマについて、バージョン13,14は「コラボレーション」にフォーカスを当て、今回のARCHICAD 15では「DEISGN」というテーマで、設計ツールの改善にフォーカスを当てたということを紹介しました。
【基調講演】「3Dモデリング(BIM)による造形力と実現力」
株式会社アールテクニック一級建築士事務所
代表 井手 孝太郎 氏
ARCHICAD 15のパッケージデザインにも採用された「Shell」のプロジェクトについて、当時のARCHICADのバージョンで様々な工夫を凝らし、モデリングを完成させ、またデザインにおける施工会社とのコミュニケーションという側面でもご紹介頂きました。
【基調講演】「GRAPHISOFT次なるステップ」
GRAPHISOFT SE
CEO ビクター・バルコニー
GRAPHISOFTのワールドワイドにおいての最新情報として、BIMをコンセプトデザインから施工まで包括的な取り組みを本格的にスタートした中国の大手設計事務所との提携など、アジアにおけるBIMの発展についてご紹介しました。
業界におけるOPEN BIMの重要性、さらに「次なるステップ」として、クラウドでのBIMの利用およびGRAPHISOFTのクラウドへの取り組みをご紹介しました。
ARCHICAD15 製品紹介
グラフィソフトジャパン
プロダクトマーケティング マネージャー 飯田 貴
ARCHICAD 15のコンセプトをデモンストレーションを交えてご紹介しました。
様々な自由形状をモデリングすることができる「シェルツール」、3次元空間上での操作性の改善として、3D参照線や「編集中の平面」の導入、リノベーションおよび改修プロジェクトのためのBIMデザインおよびドキュメントのワークフローの導入等についてご紹介しました。
パネルディスカッション
- 株式会社 梓設計
常務取締役 設計室長
安野 芳彦 様 - 安藤建設株式会社
企画設計部 課長代理
星野 賢司 様 - 株式会社アールテクニック一級建築士事務所
代表 井手 孝太郎 様
株式会社 梓設計 安野様からは、同社におけるBIMの取り組み、およびBIMに対する考え方、 安藤建設株式会社 星野様からは2010年のBuild Live Tokyoにおける同社の取り組みなどをご紹介して頂きました。 パネルディスカッションでは「BIM × Design」というテーマで、BIMによって変わるもの、変わらないものについてお話頂きました。