『BIM最先端テクノロジー』
2011年3月9日に開催いたしました「第6回パワーユーザーカンファレンス」には、多数のお客様にご来場いただき、大盛況のうちに終了いたしました。
今回のカンファレンスでは、会社全体にBIMツールに移行し強力にBIMを推進している企業の事例を初め、国内でBIMを推進し、昨年のBuildLiveTokyo2010でグランプリを獲得した株式会社大林組様の取り組みなどをご紹介頂きました。
ご挨拶
グラフィソフトジャパン株式会社
代表取締役社長コバーチ・ベンツェ
日本の代表取締役社長コバーチより、グラフィソフトの日本国内における状況など加速度に普及しているBIMの状況や、グラフィソフトジャパンの現状を交えてあいさつされた。
- ARCHICADライセンス販売の売上高52%アップ
- ARCHICADライセンスの過去最高売上を記録
- ARCHICADの関連事業で過去最高の結果を記録
【基調講演】「GRAPHISOFT BIMの次なる戦略」
GRAPHISOFT SE
CEO ビクター・バルコニー
全世界102ヶ国で販売され、25の言語をサポートし、世界で15万人が登録しているARCHICADの最新情報が講演された。
- ワールドワイドで117%日本において201%に及ぶBIMの普及状況
- OPEN BIMに関する最新状況
【海外事例】「ARCHICADを利用したBIMの構築」
AIDEA Philippines, Inc.
President Mr. Abelardo M. Tolentino Jr.
AIDEA社は1995年に設立され、世界40カ国渡ってBIMを使ったプロジェクトを展開している。英国の建築雑誌『BD World Architecture 100』にフィリピンから唯一ラインクインしている大手建築事務所。
2005年に2D CADから3D CADへの大規模な移行をし、数々の成功を収めている。
すべてのプロジェクトを100%ARCHICADを使ったBIMによる設計に移行するために最も必要なことは、トップによる明確な目的とゴールの指示、徹底した教育、そしてBIMツールの利用に対する強制力だと語るトレンティノ氏
【国内事例】「スマートコンストラクションへの挑戦 大林組のBIM」
株式会社 大林組 建築本部BIM推進室
部長 岡野 英一郎 氏
スマートコンストラクションへの挑戦と題し、以下の内容で講演頂きました。
- BIMの基本方針
- 設計段階のBIM
- 生産設計段階のBIM
- 施工段階のBIM
- 維持管理での活用
- 海外事例紹介
- BIM活用プロジェクト
パネルディスカッション
パネリスト
- AIDEA Philippines, Inc. Mr. Abelardo M. Tolentino Jr.
- 株式会社 大林組 建築本部BIM推進室 部長 岡野 英一郎 氏
- 株式会社 日建設計 執行役員 設計部門代表 山梨 知彦 氏
日建設計は、3年以内に意匠設計を100%BIMで行うと語る山梨氏、とBIMマネージャー教育を中心にさらにBIMの普及を推進し今年度は2Dから3Dの移行ではなく設計段階から3Dを利用する設計手法に着手したいと語る岡野氏