Archicad機能

Archicad は設計、施工のさまざまな段階で業務を効率化し、プロセスを円滑化します。設計者はよりデザインに集中できる環境が与えられ、施工現場では生産性の向上をサポートします。このページではArchicad の機能概要を株式会社BIMLABOの監修を元に、機能エリア/プロジェクトフェーズごとに分けて説明しております。

Archicad はモデリング、図面作成、パース作成、プレゼンテーション、チームでの共同作業など、包括的な機能セットを提供します。それぞれのエリアに対し豊富な機能を提供しながらも、直感的な操作性により快適な作業環境を提供します。

情報の管理

BIMの「I(情報)」を使えば、あんなこともこんなことにも活用できます。

モデルから仕上げの情報

『せっかくBIMで図面を作成しているのだから、断面詳細図や展開図の仕上げの書込みも、モデルをワンクリックしてできたら良いのになぁ…。』と、ユーザーであれば誰しも一度は考えた事があるかと思います。このようなリクエストに対して、ユーザー側で独自のプロパティ(属性)を作成できる [プロパティマネージャー]機能を使えば、床や壁や天井モデルをワンクリックするだけで、仕上情報をテキストで表示できるようになりました。このことから作業ウィンドウが違っても同じ要素からは同じ仕上情報を引き出すので、図面間で仕上情報が違うといった不整合を防ぐことができます。その他にも壁や建具などの建築要素に耐火や遮音の性能情報を与えたり、工事区分や工事種別の施工情報を与えたりすることができます。ユーザーが「I」を自由にあつかえるようになりました。

BIMはデータベース

壁や建具、設備ごとに「I(インフォメーション)」を拾い出し、ツールごとのリストを作成していましたが、Archicad 21から登場した[分類マネージャー]を使えば、ユーザー側で独自のグループを作り、さまざまな要素に同じ所属グループ名を与えることによって、要素の種類を越えてリストを作成できるようになりました。身近なところで「設備機器リスト」を例にあげると、拾い出す要素は[ランプ]や[オブジェクト]が混在しますが、[分類マネージャー]で「設備機器」という同じグループに所属させておけば、簡単にひとまとめのリストとすることができます。ユーザーが、建物独自の情報をテキストや図で明快に表現できることによって、モデルを見るだけではわからない情報をより深く関係者に伝えることができます。

メーカーの商品情報

打合せの最中にクライアントから、『このフローリングの種類はオークだけでしょうか?ウォールナットもあれば見てみたいのですが』と、たずねられてカタログが手元に無い場合、即答できず困ってしまいます。Archicad では、モデルにメーカーのホームページの場所であるURL情報を与えておいて内部仕上表などに表記しておけば、クリックしてWEBサイトのカタログページに移動することができます。だれでも・いつでも・どこでも情報を確認できるとその場で相談ができ、話を持ち帰る必要がなくなります。

維持管理に役立てる

BIMで最も重要な「I」のインフォメーションを建物の維持管理に役立てます。建物モデルの中にあるたとえば照明やエレベータ、空調などの要素に、品番・メーカー・設置時期などの情報持たせておいて、Archicad を持たない建物管理者にはExcelデータに出力して渡します。こうして設計データ、施工データ、設備管理データの間の連携をとることで「I」=情報を活用することができます。

株式会社BIM LABO

建築プロセスの革新を目的としてArchicad ・Revit、BIM教育、ソフトウェア開発、 構造設計、熱流体解析のエキスパートにより結成。2013年12月に株式会社BIM LABO として法人化し、現在に至ります。

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