「オブジェクト部品の必要性とそのビジネス」
2011年5月24日に開催いたしましたOPEN BIMセミナー in 東京「オブジェクト部品の必要性とそのビジネス」には、多数のお客様にご来場いただき、大盛況のうちに終了いたしました。
今回のカンファレンスでは、ARCHICADの3次元オブジェクト部品の作り方をはじめ、その利用方法やビジネス展開を、実際に取り組まれている方々にご紹介頂きました。
ご挨拶
グラフィソフトジャパン株式会社
代表取締役社長コバーチ・ベンツェ
OPEN BIM Ecosystemという言葉を用い、ARCHICADに関連する様々なアプリケーションのリリースや、オブジェクトを設計者へ提供する新たなビジネスの可能性について話しました。
【国内事例 1】「BIM による設計効率の向上活用事例」
前田建設工業株式会社 建築事業部 建築設計第1部
BIM推進グループ 綱川 隆司 様
「3DオブジェクトCADのもつ可能性の側面から、改めて設計効率向上について考えてみたい」(綱川氏)
BIM による設計効率の向上活用事例として、以下の内容でご講演頂きました。
- 前田建設におけるBIMの取り組みについて
- BIMの目指すもの、デジタル化の意味
BIMで設計効率を向上するには
- 3DオブジェクトCADの必要性
- 2Dと3Dの関係
- 事例紹介
付加価値の提案
- 設計施工一貫のシームレス設計の紹介
- 維持管理におけるBIMデータ活用
「ArchiCAD GDLオブジェクトの作成とその利用」
グラフィソフトジャパン株式会社
プロダクトマーケティング 飯田 貴
GDLオブジェクトの概要や、GDLのパラメトリックな特徴を実際のARCHICADで操作を交え、説明しました。
また、メーカー指定仕様範囲内でのカスタマイズやFMへの活用など、GDLオブジェクトを利用した様々な可能性について触れました。
【国内事例2】東芝エレベータにおけるBIM取り組み
東芝エレベータ株式会社
情報システムPJ推進担当 平手 和夫 様
東芝エレベータにおけるBIMの取り組みと題し、以下の内容でご講演頂きました。
- 会社紹介
- BIM取り組み背景
- BIMパーツの開発
- BIM活用事例
- BIMのメリット、課題
- BIM支援サービスの紹介
BIMモデルを参照表示しながら、エレベータの詳細設計を実施するなど、同社の様々なBIMの取り組みをご説明頂きました。