ARCHICAD on Air Vol.2 |
若手から一歩踏み出したBIM
▶︎ 2020年6月30日 〜 on Air
昨年に引き続き、新たに3社3名の方々をお招きして ARCHICAD on Air をお届けいたします。 Vol.2 では「一歩踏み出したBIM」をテーマとしてお話をしていきます。また、昨年とは違い昨今の状況もあり、リモート環境でのセミナーとなっております。
本セミナーは3回シリーズで、BIMをこれから始める方へのきっかけやヒントになるものをお届けします。
第1回目は「若手から一歩踏み出したBIM」というタイトルで、株式会社三橋設計の高島氏から、当初は中堅が目を向けなかったBIMに若手がどんどん使って行った話や、そのモチベーションの原動力、また、BIMを触って行ったことで会社の大きな力になったお話などをお聞きします。
◼︎ AC on Air vol.1 はこちらよりご視聴いただけます。
【Vol.2 第1回 予告動画】
第1回 ARCHICAD on Air ダイジェスト
— Pick Up —

三橋設計事務所 高島さん
三橋設計事務所はあらゆる建築分野の設計に携わり国内外のプロジェクトを手がけている総合設計事務所です。
高橋さんは2011年に入社してからその昨年に導入されたARCHICADを使用してきました。
今回は若手から一歩踏み出したBIMと言うテーマでお話を伺います。

+α のサービス提供
2Dで平面や展開図での見せ方から3Dモデルや動画などにすることの重要性に気づくお話をお聞きいただけます。 (お客様自身による)上司や理事官への説明しやすさ、デジタルサイネージなどでの宣伝利用、プレゼン時のビジュアル共有による完成後のクレームの減少。
設計の目的は第一に建物を建てることではありますが、BIMによる今までになかったサービスを提供することで、お客様がより満足できる建築設計とビジネスを展開していくことができます。

お客様にとって重要なのは図面ではなく・・・
図面一式の作図を継続しながら、今後はリアルタイムでの打ち合わせのその場中でパースや内観を作り込み、要望に合わせて変更提案を見せれるようにしたいと言います。 その場でデータにできれば効率の良い打ち合わせができれば、お客様にも安心感を与えられる。
お客様にとって重要なのは目で見てわかるパースやモデルになるので、作ったモデルが図面になるような打ち合わせをしたいと述べられています。

若手からのBIM推進
入社してから1年くらいはJw-cadを使用していた状態から若手を中心にBIM推進部を作り今では社内の主要ツールにまで普及させてきました。今では若手が中心になって情報共有のアップデートを行うなどしていると言います。
しかし中堅や、長年2Dに慣れている人々からの反発があった中でここまでBIMを推進させられた理由とは? 若手のモチベーションの秘訣についてお話を聞きました。

若手 x BIM
ARCHICADの導入とともに使用できるTwinmotion。 それを活用して入社1年目の子がモデルから動画までを作成したものを見せていただきました。
外部に委託すれば高額な費用がかかるものも、BIMを得意とする若手になら短期間で費用もかからずに作成できる一例から、入ったばかりでも活躍できるためのツールとしての一面を教えていただけます。

鍵は独自テンプレート
使い道を3Dを使ったプレゼンテーションツールからより深い設計ツールへとシフトしていく際に壁を感じたと述べられました。その問題を越えるための鍵がテンプレートの作成だったと言います。
導入以前社内で使用していたJw-cadの設定に合わせたテンプレートを研究し作成することで、設計図作成の短縮を行うとともに、Jw-cadの時同様の図面表現に合わせることで社内でのデータ共有をスムーズにさせたと述べられました。