リリースノート
Archicad 13 ホットフィックス#2* (製造番号 3235)
BIMサーバーおよびArchicad用
このホットフィックスには、Archicad 13(製造番号3000)およびBIMサーバーのオリジナルリリース以降に見つかった不具合の修正が含まれています。このホットフィックスはArchicad 13およびBIMサーバーの全ての製造番号(製造番号3000以降)に適用できます。また、全てのライセンスタイプ(商用版、教育版、体験版)に適用できます。
*ホットフィックス#1 (製造番号 3013) は、限られた言語バージョンに対してリリースしております。
このホットフィックスが最初の「公式」なホットフィックスとなります。
インストールについて
ホットフィックスは次の順序で3つのアプリケーションのインスタンスを自動的に検索します。
- Archicad 13 (MEP Modeler、EcoDesignerおよび全てのアドオンを含みます)
- グラフィソフトBIMサーバー (BIMサーバーと共に自動的にインストールされたBIMサーバーマネージャを含みます)
- スタンドアロンのBIMサーバーマネージャ (Archicad 13 DVD からオプションとしてインストールできる別個のアプリケーションのBIMサーバーマネージャ)
Archicad 13およびスタンドアロンのBIMサーバーマネージャがインストールされている場合、それを更新するかどうかを選択できます。
BIMサーバー がインストールされている場合、自動的に更新されます。
Archicad 13が既に更新されている場合で、Archicadコンポーネント の1つ(例、MEP ModelerまたはEcoDesigner)が更新されていない場合、インストーラはこれを通知し、ユーザーは更新するかどうかを選択できます。
チームワークユーザーへの重要事項:
チームワークで作業する場合、クライアントのArchicad、BIMサーバーマネージャおよびBIMサーバーは全て同一のバージョン番号(または「製造番号」)であることが必要です。
BIMサーバーと異なるバージョン番号のクライアントArchicadで作業している場合、BIMサーバーと同じホットフィックスをインストールするまで、チームワークでの作業を継続することはできません。(同じBIMサーバーで作業する他のクライアントArchicadも同様です。)
チームワークで作業するオフィスでは、全てのコンポーネントが同時に更新され、異なるバージョンのプログラムのチームワークユーザーが存在しないように、ホットフィックスはCAD管理者または指定された管理者によって管理することを推奨します。
Mac版Artlantis 3ユーザーに対する注意事項:
ホットフィックス#2をインストールする前にArtlantis 3アドオンをインストールしている場合、Archicadを起動するときにエラーメッセージが表示されます。
解決方法: 不要なArtlantis Render Studio 3 Out.apx を /Applications/Archicad/Archicad 13/Add-Ons/Import-Export フォルダから削除します。
インストール手順:
- 管理者権限があることを確認して下さい。Archicadコンポーネントが変更されていないことを確認して下さい(例、名前の変更)。BIMサーバーを更新する場合、それをインストールしたユーザーであることも合わせて確認して下さい。
- ホットフィックスを実行する場合、プロセスは上記の3つのアプリケーションのインスタンスを自動的に検索します。マシン上に見つかった各々のアプリケーションに対して、更新状態(「更新済」または「未更新」)がユーザーに通知されます。
Archicad または スタンドアロンのBIMサーバーマネージャの場合:
- 複数のArchicadまたはスタンドアロンのBIMサーバーマネージャが存在する場合、インストーラは自動的にそれらの内の1つを選択します。他のインスタンスを更新したい場合は、「参照」ボタンを使用して場所を指定できます。各々のArchicad / BIMサーバーマネージャを更新したい場合は複数回インストーラを実行する必要があります。
- 未更新のインストール済みArchicadまたはスタンドアロンのBIMサーバーマネージャが見つかった場合、それを更新しないオプションがあります。「今は[プログラム]を更新しない」をクリックして下さい。
グラフィソフトBIMサーバーの更新は少し異なります:
- BIMサーバーが見つかり、それが古い場合は強制的に更新されます。ホットフィックスのインストールをキャンセルしない限り、更新をスキップするオプションはありません。
- 1台のマシンに1つのBIMサーバーだけがインストール可能ですので、プログラムによって特定された場所と異なる場所を参照するオプションはありません。
- ホットフィックスが実行される直前に、概要パネルにどの場所の、どのプログラムが更新されるかの情報が表示されます。
- 更新されるプログラム(Archicad 13 または BIMサーバーマネージャ) が実行中の場合、ホットフィックスを継続する前に、プログラムを閉じるように指示されます。対照的に、BIMサーバーの更新時は、プロセスは自動的にBIMサーバーを停止します。ホットフィックスが完了すると 、BIMサーバーは再度開始します。この間、BIMサーバーのチームワークプロジェクトでの作業はオフラインとなり、再度BIMサーバーが開始し、クライアントがもう一度オフラインになるまで、サーバーにアクセスすることはできなくなり、変更を送受信できなくなります。OSの起動時に自動的にBIMサーバーを開始したい場合はBIMサーバー設定ダイアログの「オペレーティングシステム起動時にBIMサーバーを起動」チェックボックスをチェックして下さい。
このホットフィックスの不具合修正リスト:
- 100346 クラッシュ: MAC OSX 10.6 Snow Leopardで、特定のフォントを使用している場合。この修正後クラッシュは起きないが、このフォントをMac上で使用できない
- 99388 クラッシュ: 一覧表で特殊な形状の開口を持つ壁をリストする場合
- 100917 クラッシュ: 詳細図の内容を断面形状にコピーする場合
- 100109 クラッシュ: 開いていてハイライト(選択)されたマークアップがある断面を削除する場合
- 100169 クラッシュ: 編集ウィンドウで断面形状を修正した場合(時々)
- 100069 クラッシュ: 自己参照ブロックを含むDWGを開いた場合
- 100329 クラッシュ: ファイルシステムでStarirMakerオブジェクトを参照して階段を開いた場合
- 100078 クラッシュ: ホストファイルに配置された外部図面のソースからの埋め込みホットリンクを持つホットリンクを配置する場合
- 100985 クラッシュ: カスタム3Dオブジェクトを保存する場合(状況による)
- 92909 クラッシュ: IFCを保存する場合(特定のファイル)
- 101059 CodeMeter: サーバーキーと借用キーが同じマシンに接続されている場合、ライセンス借用が機能しない
- 100189 ファイル: 2つの階段が同じ名前で埋め込みライブラリに存在する場合、「階段を編集」機能が間違った階段を開く
- 100167 ファイル: 一部のオブジェクトタイプをドラック&ドロップで埋め込みライブラリに追加できない
- 99193 ファイル: 階段と天窓のIFCプロパティの変更が登録できない。要素設定ダイアログを閉じた後、設定が初期値になる
- 99818 ファイル: 3DSフォーマットへのエクスポート:「レイヤー-材質」設定が選択されている場合、Archicad レイヤー上のオブジェクトが処理過程で欠落する
- 94890 ファイル: Archicad 13プロジェクトをArchicad 12フォーマットで保存: 階段の2D表示がなくなる
- 101525 ファイル/DWF: 中心が図面の境界から外れている円弧が含まれている場合、DWFのスケールがAutodesk Design Reviewで不正
- 100355 ファイル/DWG: 「用紙サイズ」テキストに対する「行間隔」設定がDWGエクスポートで無視され、AutoCADでテキストが垂直に移動する
- 99894 ファイル/DWG: 3DウィンドウからDWGフォーマットへのエクスポート:「シンプルなデータ構造のエクスポート」オプションがオフの場合、出力ファイルで一部の要素が失われる
- 99355 ファイル/DWG: 「レイアウトの保存先: ペーパースペース Block図面」オプションでDWGを保存する場合: 図面の設定のペンセットの代わりにレイアウトの現在のペンセットが使用されている場合
- 101351 ファイル/GDL: Macでビットマップを表示するためにPICTURE2{2}コマンドを使用しているオブジェクトの透過背景が不透過になる
- 100209 ファイル/GDL: MacのGDLエディタのコピー/貼り付けコマンドでGDLスクリプトが不正になる
- 100904 ファイル/GDL: 断面形状壁に配置されたドアにゾーン関連要求が使用された場合、ライブラリ部品エラーが起こる
- 101341 ファイル/ホットリンク: 「ネストされたホットリンクを解除」オプションでモジュール (.mod) ファイルを保存: ネストされたホットリンクの埋め込みライブラリ要素が.modファイルの埋め込みライブラリから抜ける
- 99192 ファイル/IFCマネージャー:「ツリーで選択」ボタンが無効
- 98516 ファイル/IFCマネージャー: ツリーで要素を選択しても「平面図で選択」ボタンが無効
- 100233 ファイル/IFC: 傾斜した梁が不正な形状でエクスポートされる
- 100906 ファイル/IFC: 「躯体のみ」オプションでエクスポートされた断面形状壁の仕上げ順序が逆転する
- 100400 ファイル/ライブラリ: 埋め込みライブラリのないファイルがホットリンクとして配置される場合、ライブラリが不必要に再ロードされる
- 102608 ファイル/ライブラリ: 特殊なArchicad12ドアの幅寸法がArchicad 13に移行する場合、変更されてしまう
- 100352 ファイル/印刷: Mac OSX 10.6上でページ設定ダイアログのカスタム用紙サイズが無効 (灰色) になる
- 100121 デザイン: ファイルを開きなおした後、ホットリンクされた同じモジュールの2つの要素のソリッド編集が行われない
- デザイン: 3Dで壁の終端の垂直ストレッチが機能しない
- 100967 ドキュメント: 3D編集モードで編集のアンドゥした後、断面図と立面図でカーテンウォールが正しく表示されない
- 86237 ドキュメント: 異なる躯体表示設定でモジュールファイルを開いた場合、寸法がなくなる
- 99748 ドキュメント: ドアマーカーのゾーン部屋IDが常に表示されない
- 100953 ドキュメント: Mac OSX 10.6上でフォントの置き換えが不正: 一部の文字が四角で置き換わる
- 90508 ドキュメント: 通り芯のレイヤーがロックされていると、断面図の設定の通り芯ツール設定が機能しない
- 101276 ドキュメント: 通り芯のレイヤーがロックされている場合、断面図の通り芯の位置が平面図上での編集に追随しない
- 99992 ドキュメント: MacのプロジェクトレビューアーがArchicad 13からエクスポートされたDWFファイルを表示しない
- 101614 ドキュメント: スケール依存のオブジェクトが、図面上で不正なスケールで表示される (状況による)
- 101477 ドキュメント: レイアウト上の断面図と立面図がそれ自身のモデル表示オプションではなくプロジェクトのアクティブなモデル表示オプションで表示される
- 100267 ドキュメント: 一部の形状でZ-Bufferレンダリングが失敗する (アドオンエラーが起こりレンダリング処理が中断する)
チームワーク関連 不具合:
- 99851 クラッシュ: チームワークで、オブジェクトのスクリプトを修正後、解放した場合
- 100642 クラッシュ: チームワークで、変更を受信後、他のユーザーが割り当てられた新規作成したレイアウトのマスターレイアウトを削除した場合
- 100653 クラッシュ: チームワークで、図面を.PMKファイルに再リンクした場合
- 99377 クラッシュ: チームワークで、他のチームメンバーによって削除されたフロアをプロジェクトプレビューで表示して変更を受信した場合
- 99938 クラッシュ: チームワークで、レイアウトを作成する権限がないユーザーがチームワークファイルにレイアウトを結合しようとした場合
- 93311 クラッシュ: チームワークで、管理者によりユーザーがキャンセルされた後サーバからプロジェクトを再ロードした場合
- 99682 クラッシュ: チームワークで、変更を受信する場合で、ユーザーが断面図に詳細図を作成し、他のユーザーがその断面図を削除する場合
- 97077 クラッシュ: チームワークで、カーテンウォールの編集中に送信または受信をし、カーテンウォールの編集を終了するとクラッシュする
-
100353 チームワーク: BIMサーバーライブラリの階段を編集することで不整合が起きる場合があります。この修正はBIMサーバーライブラリにある階段を編集できなくなる可能性があります。階段を埋め込みライブラリに入れる必要です。
詳細はHelp Center: http://archicadwiki.com/Teamwork/ManageLibrary
- 99725 チームワーク: BIMサーバー設定のアカウント名に%が含まれる場合、BIMサーバーが自動停止される
- 99707 チームワーク: もしDNSサーバーがBIMサーバーマシン名を確実に決定できない場合、BIMサーバーが起動数分後停止する
- 100654 チームワーク: 「要求要素を表示」コマンドが3Dウインドウ上適用された要素にズームしない
- 101475 チームワーク: ネストホットリンクされた要素に寸法を入力後送信すると”Database commit failed”エラーが起きる
- 102146 チームワーク: 図面を更新後、変更を送信すると”Database Commit failed”
- 99790 チームワーク: 特定な状況により、送受信時「ホットリンク/XREFキャッシュ不整合エラー」
- 101747 チームワーク: 断面上「元に戻す」操作後、変更を送信すると「ホットリンク/XREFキャッシュ不整合エラー」
- 100316 チームワーク: もし埋め込みライブラリのみを変更した場合、「すべて解放」で変更を送信されない
- 101395 チームワーク: ネストホットリンクにソリッド編集された要素が存在した場合、変更を送信時にサーバーエラーが起きる可能性がある
- 98618 チームワーク: もし割り当てられた要素のレイヤーが非表示の場合、メッセージにある”表示”コマンドが動作しない
- 99672 チームワーク: 「ライブラリ削除/変更」権限のないユーザーに権限を与えてもすべてのライブラリ削除/変更できない
- 99535 チームワーク: プロジェクト管理者以外でもファイル共有ができてしまう
- 98685 チームワーク: 役割設定画面のアクセス権利の表示順はソートされていない
- 99148 チームワーク: 図面マネージャから他のユーザーに図面を割り当てする場合、図面名が正しくない可能性がある
- 100033 チームワーク: E-Mailサーバーは承認が必要の場合、BIMサーバーからE-Mail送信できない
- 99725 チームワーク: BIMサーバー設定のアカウント名に%が含まれる場合、BIMサーバーが自動停止される
- 100392 チームワーク: オフラインでネストホットリンクによる再リンクおよび更新後、ホットリンクの更新がBIMサーバーに送信されない
- 98860 チームワーク: カーテンウォールの「断面での境界編集」は未確保でも稼働してしまう、落ちる危険性がある
- 98346 チームワーク: ホットリンク再リンク後の初回送受信が遅い
- 102594 チームワーク: GDL編集画面では他人によるオブジェクト確保が通知されない
- 96379 チームワーク: 既に解放されたパブリシャに許可を与えるとサーバーエラーが起きる
- 99089 チームワーク: 二人のユーザーが同時に埋め込みライブラリを編集する場合、相手が作成したオブジェクトは欠落される場合がある – ライブラリ再ロードで問題回避
- 100527 チームワーク: チームワークプロジェクトにIFCデータが保存されない
- 97217 チームワーク: 異なるユーザーが同一埋め込みライブラリを作成した場合、要素所属の不整合が起きる
- 98862 チームワーク: 埋め込みライブラリフォルダを解放して一部要素がまだ確保されたいる場合、確保ステータスの不整合が起きる
- 100733 チームワーク: 「フロアによる要素編集」画面で確保されていない要素が削除できてしまう
- 99290 チームワーク: レイアウト確保後ナビゲータ上のレイアウト確保ステータスが正しく表示されない
- 100152 チームワーク: MAC OSX 10.6 の背景上のポップアップメッセージがぼやける
- 98710 チームワーク: 断面の「手動再構築」は断面上すべての通り芯を確保しないと再構築できない
- 101316 チームワーク: ユーザーAが要素を作成し、ユーザーBがそれらの要素に寸法を入れた後ユーザーAが一部の寸法を削除すると変更受信エラーが起きる可能性がある
- 100448 チームワーク: 自分が変更を加えた立断面がもし他のユーザーに削除された場合、変更を受信するとサーバーエラーメッセージが表示される
- 102485 チームワーク: 別のユーザーが確保している場合、BIMサーバーライブラリが再構築できない
- 99371 チームワーク: 編集された埋め込み階段を解放しても階段フォルダが解放されていない
- 99370 チームワーク: 他のチームメートに名称が変更された埋め込みオブジェクトを要求した場合、受信後ライブラリが欠落される
- 99363 チームワーク: 要素確保ダイアログでマーカーを確保するとリンクされている断面/立面も確保される
- 99882 チームワーク: 階段編集ダイアログで階段を確保するとオブジェクトが更新されているにも関わらず強制受信されてしまう
- 99595 チームワーク: 図面マネージャが開いたまま、レイアウトブックにある多数の図面を同時に確保すると動きが遅い
- 93670 チームワーク: 「ライブラリの削除/編集」役割設定が機能しない ‐ 権限のないユーザーが埋め込みオブジェクトを編集できてしまう
- 100344 チームワーク: まれなケースで変更を送受信時フリーズする
- 100341 チームワーク: 特定な状況により、変更をBIMサーバーに送信できない、「サーバーからエラー」メッセージが表示される
- 100595 チームワーク: 外部参照を削除後、変更をBIMサーバーに送信できない
- 101564 チームワーク: 特定な状況により、BIMサーバーが稼働しなくなり、アクセス不能
- 99833 チームワーク: 配置されたホットリンクがコピーされた場合、ホットリンク更新後不必要なライブラリロードが発生する
- 99541 チームワーク: プロジェクトログのフィルタでの作業により、フィルタが重複され、たまにBIMサーバーと通信エラーが起きる
EcoDesigner 不具合:
- 100335 EcoDesigner: 境界ジオメトリ法で配置されたカーテンウォールが解析できない
- 100224 EcoDesigner: 計算単位を変更後、評価レポートに反映されない
- 99641 EcoDesigner: チームワークの場合、建物を再解析後、一部要素が正しいマークアップ色が表示されない
- 100143 EcoDesigner: Archicad 13ファイルをAC12ファイル形式で保存: エネルギーソースとコストの設定値が保存されない
MEP Modeler 不具合:
- 100213 MEP Modeler: ダクトのオフセット操作後アサインされたラベルが重複コピーされる
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