AC15-3267to3602-ReleaseNotes-JPN

Archicad 15 Hotfix (Build 3602)

リリースノート

Archicad 15 ホットフィックス-2 (製造番号 3602)

BIMサーバーおよびArchicad用

このホットフィックスは多くのクラッシュ、インポート-エクスポート関連の不具合、データロス問題の修正を含み、チームワーク関連の重要な問題を解決します。このホットフィックスは以下の全てのコンポーネントに適用されます。Archicad、BIMサーバー、BIMサーバーマネージャー、EcoDesigner、BIMx、MEP Modelerおよびその他のグラフィソフト社製アドオン。また、全てのライセンスタイプ(商用版、教育版および体験版)に適用されます。

Archicad 15とArchicad 14の両方をインストールしているユーザーへの注意

Archicad 14 ホットフィックス 6 (製造番号 4204) をArchicad 15 ホットフィックス-2と一緒に適用しなければなりません。これは両方のBIMサーバーモジュールに共通の使用状況モニターの問題に対処するためです。この修正は両方のモジュールが同時に修正された場合にのみ完了します。この作業は、Archicad 14 BIMサーバーモジュールがインストールされている場合にのみ、必要となります。

インストーラについて:

ホットフィックスはコンピュータ上で3つのインスタンスを自動的に検索します。(次の順序で):

  1. Archicad 15 (MEP Modeler、EcoDesignerおよび全てのGraphisoftアドオンを含む)
  2. BIMサーバー (BIMサーバーと共に自動的にインストールされたBIMサーバーマネージャを含む)
  3. スタンドアロンBIMサーバーマネージャー (これはスタンドアロンBIMサーバーマネージャーを参照します。このアプリケーションはArchicad 15 DVDからオプションとしてインストールできます。)

マシンにArchicad 15 もしくは スタンドアロンBIMサーバーマネージャーがインストールされている場合、更新するか、しないかを選択できます。

マシンにBIMサーバーがインストールされている場合、更新されていない場合は自動的に更新されます。

Archicad 15が既に更新されている場合で、Archicadコンポーネント(例、MEP ModelerまたはEcoDesigner)の1つがまだ更新されていない場合、インストーラがこれを通知しますので、更新するものを選択できます。

チームワークユーザーへの重要事項:

チームワーク作業には、全てのArchicad、BIMサーバーマネージャーおよびBIMサーバーが同一のバージョン(または製造番号)である必要があります。

BIMサーバーと異なるバージョン番号のクライアントArchicadを実行している場合、 BIMサーバーに同じホットフィックスをインストールするまでチームワークでの作業を継続することはできません。(同じBIMサーバーで作業している他のクライアントArchicadも同様です。)

従って、クライアントArchCADまたはBIMサーバーを更新する場合、同一のバージョンになるように全てのクライアントとBIMサーバーを更新しなければなりません。

インストール手順:

  1. コンピュータの管理者権限があることを確認して下さい。Archicadコンポーネントが変更されていないことを確認して下さい(例. 名前の変更)。 BIMサーバーを更新する場合は、それをインストールした時のユーザーでログインしていることも確認して下さい。
  2. ホットフィックスを実行する際、ホットフィックスは自動的にコンピュータ上の上記の3つのアプリケーションを検索します。コンピュータ上に見つかった3つのアプリケーションのそれぞれに対して、その更新状態が通知されます(「更新済」または「未更新」)。 

Archicad またはスタンドアロンのBIMサーバーマネージャーに関して: 

  • マシン上に複数のArchicadまたはスタンドアロンのBIMサーバーマネージャーがある場合、インストーラは自動的に1つを干出します。別のものを更新したい場合、[参照]ボタンを使用して指定して下さい。複数のArchicad / BIMサーバーマネージャーを更新するには、複数回インストーラを実行する必要があります。
  • インストール済みのArchicadまたはBIMサーバーマネージャーが更新されていない場合、更新しないこともできます。[今は [プログラム] を更新しない] をクリックして下さい。

BIMサーバーの更新は少し異なります

  • BIMサーバーが見つかり、それが古い場合は強制的に更新されます。ホットフィックスのインストールをキャンセルしない限り、更新をスキップするオプションはありません。 
  • 1台のマシンに1つのBIMサーバーだけがインストール可能ですので、プログラムによって特定された場所と異なる場所を参照するオプションはありません。 
  • ホットフィックスが実行される直前に、概要パネルにどの場所の、どのプログラムが更新されるかの情報が表示されます。
  • BIMサーバーが更新されている間、BIMサーバーは停止し、プロジェクトは中断されます。新しく更新されたBIMサーバーでチームワークを行うにはクライアントを更新する必要があります。

  • OSの起動時に自動的にBIMサーバーを開始したい場合はBIMサーバー設定ダイアログの [オペレーティングシステム起動時にBIMサーバーを起動] チェックボックスをチェックして下さい。

このホットフィックスの不具合修正リスト:

  • 132425 API: APIを使用してIFCファイルが保存できない。
  • 125886 API: アドオンに対して提供された要素リストがリノベーションフィルタでフィルタされない。
  • 133879 クラッシュ: ユーザー設定でArchicad 15 BIMサーバーマネージャがクラッシュする。
  • 129936 クラッシュ: 断面/立面を再構築またはシェルを含む図面を再生成するとArchicadがクラッシュする。
  • 129682 クラッシュ: 特定の作業環境プロファイルがインポートされるとプロジェクトのリカバリーがArchicadをクラッシュさせる。
  • 125855 クラッシュ: ユーザー環境の編集でArchicadがクラッシュする。
  • 123018 クラッシュ: レイアウトウィンドウがアクティブな時、ビューマップの立面図をダブルクリックすると、特殊な状況でArchicadがクラッシュする。
  • 119292 クラッシュ: 特殊な状況で壁とライブラリ要素のソリッド編集をアンドゥーするとArchicadがクラッシュする。
  • 114689 クラッシュ: アプリケーションの2つのインスタンスを切り替えると特殊な状況でArchicadがクラッシュする。
  • 129753 データロス: 配置されたライブラリ要素にGUIDがなく、名前に文字”/”が含まれる場合、Archicadはプロジェクトでライブラリ要素を欠落表示する。
  • 133379 ドキュメント: 屋根一覧表で「開口周長」の値が間違って計算される。
  • 131138 ドキュメント: チームワークプロジェクトで、ナビケータで変更したレイアウトIDが元の値に戻り、他のユーザーが受信できない。
  • 130839 ドキュメント: シートインデックスの特定のファイルで幾つかのレイアウトが間違ったマスターレイアウトに関連付けられる。
  • 130768 ドキュメント: Archicad 15チームワークプロジェクトまたは自動保存ファイルを開いた時、複合構造を参照する幾つかの寸法と寸法点が消える。
  • 130000 ドキュメント: ファイルが少なくとも1つの外部図面を含み、そのソースファイルが開かれた状態だと、発行が失敗する。
  • 129951 ドキュメント: 新規に窓を作成してリノベーションフィルタを「03 解体後」にしてビューを作成すると窓が表示されない。
  • 129925 ドキュメント: 一覧表で、注記として配置された曲線/円形のポリラインが間違って表示される。
  • 129479 ドキュメント: 一覧表で、数値要素が数値でなく辞書オーダーでソートされる。例: 1, 10, 11, 2
  • 129156 ドキュメント: 複数の窓/ドアをリストする時、下端/上端値が合計される。
  • 127992 ドキュメント: 窓/ドア公称下端高さが一覧表で設定できない。
  • 127557 ドキュメント: 一覧表で、レイアウトのCyrillicフォントがクエスチョンマークで表示される。
  • 127366 ドキュメント: 外部図面として配置されたDwg図面のポリゴンの辺をオフセットペットパレットコマンドを使用するとArchicadがクラッシュする。
  • 126926 ドキュメント: グリッド回転角がデフォルトでないと「X-Yのみ」図形作成法の寸法が機能しない。(回転グリッドをオフにしても)
  • 114251 ドキュメント: スラブが複合構造の断面塗りつぶしの場合、テキストラベルからスラブラベルに変更後、スラブラベルに表示されない。
  • 132136 ドキュメント/データロス: カーテンウォールIDが変更されると寸法チェーンがセグメントを失う。
  • 127178 ドキュメント/データロス: 塗りつぶし、スラブまたは屋根からポリゴンの削除を行うといくつかの寸法が失われる。
  • 115987 ドキュメント/データロス: ファイル保存、カーテンウォールの移動、寸法と一緒にカーテンウォールのコピーをドラッグすると、カーテンウォール基準線に連結した寸法の文字が変わる。
  • 131681 編集: 窓-ドア設定で、抱きの長さを変えると敷居/沓摺の長さも同じ値に設定される。
  • 131565 編集: カーテンウォールのサイズを変更するとドア/窓のホットスポットが間違って配置される。
  • 131257 編集: ホットリンクファイルの場所が正しくないとホットリンク選択ダイアログが開くのが遅い。
  • 129500 編集: OS X Lionでテキストボックスがダブルクリックで作成されるとタイピングの位置を示すキャレットが常に変わる。
  • 129295 編集: 要素IDマネージャーがドアのIDを逆順に変える。
  • 129216 編集: ある状況でテキストボックスのテキストがラップされない。
  • 127498 編集: 壁を分割すると窓がリノベーションパラメータを失う。
  • 126962 編集: 特定のプロジェクトでホットスポットをクリックするとW1 Trapezoid 14窓が他の面に移動する。
  • 126765 編集: 断面図で複合平面屋根の棟の高さを変更する時、屋根の高さが追随して設定さない。
  • 133409 ファイル/C4D: アルファチャンネルがC4Dファイルに保存されない。
  • 119314 ファイル/DGN: DGNへの保存が2度目にしか成功しない。
  • 130873 ファイル/DWF: 回転ビューがDWFにエクスポートされると、要素が修正された座標でエクスポートされる。
  • 110172 ファイル/DWF: レイアウトをDWFにエクスポートすると要素のモデル空間座標が実測されない。
  • 132479 ファイル/DWG-DXF: 回転した2Dポリラインが正しくインポートされない。
  • 129379 ファイル/DWG-DXF: シェルの平面図ビューがDWGにエクスポートされない。
  • 116531 ファイル/DWG-DXF: 「空のレイヤーをエクスポートしない」チェックボックスにチェックを入れてもDWG-DXFテンプレートファイルのレイヤーがDWGにエクスポートされる。
  • 103405 ファイル/DWG-DXF: 回転された方向を持つ図面がモデル空間んで回転された座標でDWG-DXFにエクスポートされる。
  • 130443 ファイル/DWG-DXF/クラッシュ: 公称ファイルフォーマットと互換性を持たないDWGのデータがインポート時にArchicadをクラッシュさせる。
  • 133813 ファイル/IFC: エクスポートされたIFCファイルで屋根およびシェルに対するIFCベースの数量が失われる。
  • 133758 ファイル/IFC: Archicadで保存されたIFCファイルをインポートすると窓とドアの輪郭線が失われる。
  • 133704 ファイル/IFC: 要素分類が「壁」に設定されていると壁のIFCプロパティが失われる。
  • 133561 ファイル/IFC: IFCにエクスポートされた複合構造の壁の開口の穴が作成されない。
  • 133533 ファイル/IFC: Archicad 14のファイルをArchicad 15で開くと、要素のIDがIFCデータに設定されたIDで上書きされる。
  • 133292 ファイル/IFC: IFCマネージャーで要素のグループを他のフォルダにドラッグ&ドラッグできない。
  • 132747 ファイル/IFC: IFCインポートで柱が間違って配置される。
  • 132715 ファイル/IFC: Teklaモデルを開いた時、壁の高さがArchicadによって間違って計算される。
  • 132274 ファイル/IFC: ArchicadでIFCファイルを保存し、Revitで開くと、開口がオフセットされる。
  • 132225 ファイル/IFC: 「新規作成および全てをリセット」コマンドを使用すると、オブジェクトの設定ダイアログでIFCプロパティが定義できない。
  • 131989 ファイル/IFC: あるプロジェクトからIFCファイルを保存すると、壁の「タイプ」に複合構造名の代わりに壁の厚さだけが含まれる。
  • 131829 ファイル/IFC: Archicadに特定のIFCファイルをインポートすると、いくつかの要素が回転する。
  • 131662 ファイル/IFC: ArchicadからエクスポートされたIFCファイルで、ドアの開口線がない。
  • 131576 ファイル/IFC: エクスポートされたIFCファイルで壁の開口の穴が作成されない。
  • 131449 ファイル/IFC: Archicadに特定のIFCファイルをインポートすると、ドアが壁の前に配置される。
  • 131058 ファイル/IFC: ゾーンカテゴリの自動エクスポートがIFCエクスポートから消えた。機能するように修正するにはAC15でレジストリキーを設定する必要がある。参照 Help Center article
  • 130844 ファイル/IFC: インポートされたIFCファイルで設定ウィンドウを表示し、閉じるとき[OK]ボタンを押すと、要素のサイズが変わる。
  • 130713 ファイル/IFC: 躯体表示が「構造耐力要素の躯体のみ」に設定されていると、エクスポートされたIFCファイルでゾーンが失われる。
  • 130194 ファイル/IFC: IFCGridの軸の形状がIFCLineだと、Archicadがインポートできない。
  • 130027 ファイル/IFC: Archicadからエクスポートし、RevitでインポートしたIFCファイルで特定のカーテンウォールのフレームが回転している。
  • 129577 ファイル/IFC: 壁がIfcWallStandardCaseでなく、単純なIfcWall要素としてエクスポートされる。
  • 128579 ファイル/IFC: AutoCAD Architecture/MEPからの壁がArchicadで表示されない。
  • 128231 ファイル/IFC: IFCファイルをインポートすると、特定の梁の断面形状が90度回転する。
  • 126846 ファイル/IFC: IFCエクスポートからドア/窓タイプのプロパティが失われる。
  • 113961 ファイル/IFC: 特定のIFCファイルのインポートで壁が間違って配置される。
  • 131169 モデル: リノベーションフィルタが「計画」に設定されていると、既存リノベーションステータスに設定された複合平面屋根が断面/立面図で消える。
  • 130221 モデル: 3Dで窓オブジェクトとケーシングが断面形状壁で間違って配置される。
  • 126461 モデル: 窓サイズがパラメータスクリプトで上書きできない。
  • 127552 モデル/データロス: 壁上でコピーをドラッグすると窓のリノベーションパラメータが失われ「既存」に戻る。
  • 129181 チームワーク: 特定のプロジェクトを移行するとArchicadがクラッシュする。
  • 128969 チームワーク: BIMサーバーのバックアップスケジューラがプロジェクトバックアップスケジュールに従って機能しない。
  • 128609 チームワーク: 特定のプロジェクトファイルtをインポートするとBIMサーバーマネージャーがクラッシュする。
  • 130175 チームワーク: BIMサーバーマネージャーでユーザーとプロジェクトの管理がとても遅い。
  • 110642 チームワーク: インターネットを通じて接続する場合、プロジェクトの設定がフリーズする。
  • 133576 チームワーク: プロジェクトのユーザーのリストから「全員」を削除すると使用状況モニターのサーバー使用状況ウィンドウが間違ったプロジェクト名を表示する。
  • 118544 チームワーク: 未送信の変更がレイアウトの更新を阻害する。
  • 120735 チームワーク: BIMサーバーマネージャーのサーバー使用状況データの更新が遅い。
  • 110453 チームワーク: インターネットを通じて接続する場合、ユーザー設定ウィンドウがフリーズする。
  • 131009 チームワーク: ホットリンク更新中のレイヤーの処理の最適化、それによるパフォーマンスの改善。
  • 120732 チームワーク/クラッシュ: BIMサーバーマネージャーのサーバー使用状況ウィンドウでタイムフレームを変更するとクラッシュする。
  • 128273 チームワーク/クラッシュ: ある状況で移行したプロジェクトに参加しようとするとArchicadがクラッシュする。
  • 127572 チームワーク/クラッシュ/フリーズ: プロジェクトのバックアップスケジュールを変更しOKを押すと、Archicadがクラッシュまたはフリーズする。
  • 131834 チームワーク/ドキュメント: 更新コマンドが[ドキュメント/図面]メニューから実行されると、未確保の図面も更新されるが、未確保の図面の変更はサーバーに送信されないため、ローカルユーザーには他のチームワークユーザーに比べて異なる状態が表示される。
  • 129977 チームワーク/モデル: 断面形状の同一材質が異なるユーザーに異なる色で表示される。

オプションのグラフィソフト製コンポーネントの不具合修正

  • 130644 BIMx: 特定の巨大なプロジェクトをBIMxに保存すると、BIMxで何も表示されない。
  • 133374 BIMx: 特定のプロジェクトでテクスチャをエクスポートするとArchicadがフリーズする。
  • 129541 BIMx: 特殊な文字を含む名前が原因で.bimファイルをダブルクリックまたはアプリケーション上にドラッグして開くと、BIM ExplorerまたはBIMx Desktop Viewerでエラーが起こる。
  • 132404 BIMx: インテルグラフィックスのコンピュータでBIMxが機能しない。
  • 132153 BIMx: ユーザー名に127を超えるASCIIコードが含まれる場合、BIMxエクスポートが失敗する。
  • 131953 BIMx: OSのuserhome parameterがファイルシステムのルートに設定されていると、BIMxファイルのエクスポートが失敗する。
  • 130734 BIMx: ファイルダイアログの問題が原因で特定のプロジェクトがBIMxに保存できない。
  • 130055 BIMx: 特定のプロジェクトがBIMxにエクスポートされるといくつかのテクスチャが失われる。
  • 132483 BIMx: Quad Buffered StereoモードがBIMxで使用できない。
  • 132480 BIMx: 絵画オブジェクトでテクスチャが表示されない。
  • 129378 ECODESIGNER: 特定のプロジェクトでヒートポンプが吸気暖房に設定されていると、正味暖房需要が間違って計算される。

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