AC15-3898to4056-ReleaseNotes-JPN

Archicad 15 Hotfix 4 Preview (Build 3898)

リリースノート


Archicad 15 ホットフィックス 5(製造番号4056)

BIM ServerとArchicad用

このホットフィックスはチームワークとIFC関連の重要な不具合修正を含み、クラッシュやマニュアルの問題を解決します。また、HiDPIディスプレイ(Retina)を搭載したMacコンピュータ上の表示品質を向上させます。このホットフィックスは以下のすべてのコンポーネントに適用されます。 Archicad、BIMサーバー、BIMサーバーマネージャー、EcoDesigner、BIMx、MEP Modelerおよびその他のすべてのグラフィソフト社製アドオン。またやグッズ:修正プログラムは、すべてのコンポーネントに適用されます。また、全てのライセンスタイプ(商用版、教育版および体験版)に適用されます。

インストーラについて:

Windowsプラットフォームでは、このインストーラを実行するのにJava 1.6が必要です。Java 1.6がWindows上にない場合は、こちらからダウンロードしてインストールできます。http://ja.archicadwiki.com/インストール/Java

ホットフィックスはコンピュータ上で3つのインスタンスを自動的に検索します。(次の順序で):

  1. Archicad 15 (MEP Modeler、EcoDesignerおよび全てのGraphisoftアドオンを含む)
  2. BIMサーバー (BIMサーバーと共に自動的にインストールされたBIMサーバーマネージャを含む)
  3. スタンドアロンBIMサーバーマネージャー (これはスタンドアロンBIMサーバーマネージャーを参照します。このアプリケーションはArchicad 15 DVDからオプションとしてインストールできます。)

マシンにArchicad 15もしくはスタンドアロンBIMサーバーマネージャーがインストールされている場合、更新するかしないかを選択できます。

マシンにBIMサーバーがインストールされている場合、更新されていない場合は自動的に更新されます。

Archicad 15が既に更新されている場合で、Archicadコンポーネント (例、MEP ModelerまたはEcoDesigner)の1つがまだ更新されていない場合、インストーラがこれを通知しますので、更新するものを選択できます。

チームワークユーザーへの重要事項:

チームワーク作業には、全てのArchicad、BIMサーバーマネージャーおよびBIMサーバーが同一のバージョン(または製造番号)である必要があります。

BIMサーバーと異なるバージョン番号のクライアントArchicadを実行している場合、 BIMサーバーに同じホットフィックスをインストールするまでチームワークでの作業を継続することはできません。(同じBIMサーバーで作業している他のクライアントArchicadも同様です。)

従って、クライアントArchCADまたはBIMサーバーを更新する場合、同一のバージョンになるように全てのクライアントとBIMサーバーを更新しなければなりません。

インストール手順:

  1. オペレーションシステムがWindows 2008 R2またはSmall Business Server 2011のコンピュータ上でBIMサーバーを実行してる場合は、パッチを適用する前に全てのBIMサーバーのサービスを手動で停止しなければなりません。原因は現在調査中です。
  2. BIMサーバーのインストール時、全てのウィルスチェッカーを無効にすることを強く推奨します。
  3. コンピュータの管理者権限があることを確認して下さい。Archicadコンポーネントが変更されていないことを確認して下さい(例. 名前の変更)。 BIMサーバーを更新する場合は、それをインストールした時のユーザーでログインしていることも確認して下さい。
  4. ホットフィックスを実行する際、ホットフィックスは自動的にコンピュータ上の上記の3つのアプリケーションを検索します。コンピュータ上に見つかった3つのアプリケーションのそれぞれに対して、その更新状態が通知されます(「更新済」または「未更新」)。

Archicad またはスタンドアロンのBIMサーバーマネージャーに関して: 

  • マシン上に複数のArchicadまたはスタンドアロンのBIMサーバーマネージャーがある場合、インストーラは自動的に1つを検出します。別のものを更新したい場合、[参照]ボタンを使用して指定して下さい。複数のArchicad / BIMサーバーマネージャーを更新するには、複数回インストーラを実行する必要があります。
  • インストール済みのArchicadまたはBIMサーバーマネージャーが更新されていない場合、更新しないこともできます。[今は [プログラム] を更新しない] をクリックして下さい。

BIMサーバーの更新は少し異なります

  • BIMサーバーが見つかり、それが古い場合は強制的に更新されます。ホットフィックスのインストールをキャンセルしない限り、更新をスキップするオプションはありません。
  • 1台のマシンに1つのBIMサーバーだけがインストール可能ですので、プログラムによって特定された場所と異なる場所を参照するオプションはありません。
  • ホットフィックスが実行される直前に、概要パネルにどの場所の、どのプログラムが更新されるかの情報が表示されます。
  • BIMサーバーが更新されている間、BIMサーバーは停止し、プロジェクトは中断されます。新しく更新されたBIMサーバーでチームワークを行うにはクライアントを更新する必要があります。

  • OSの起動時に自動的にBIMサーバーを開始したい場合はBIMサーバー設定ダイアログの [オペレーティングシステム起動時にBIMサーバーを起動] チェックボックスをチェックして下さい。

ホットフィックスの配置済インストール

Archicad 15配置済インストールの詳細はこちらを御覧下さい。

このホットフィックスで修正された不具合リスト:

  • 148558  クラッシュ:DisplayOptionPreferences.xmlに誤ったパラメーターが含まれている場合、Archicadの起動時にクラッシュする。
  • 127423  クラッシュ:発行セットの出力フォーマットを変更したときにArchicadがクラッシュする。
  • 138142  クラッシュ:ホットリンクを利用して、IFCグループを含む特定の図面を開くときにクラッシュする。
  • 113909   クラッシュ:サードパーティのアドオンを利用した場合にArchicadがクラッシュする。
  • 131644  クラッシュ:特定のプロジェクトをPDFで保存、またはPDFの発行中にクラッシュする。 Help Center
  • 143903  データロス:特定のファイルで屋根の要素のデータが無効になってしまう。
  • 145594  ドキュメント:展開図で水平方向の範囲の外にある要素が表示されてしまう。
  • 146691  ドキュメント:一覧表でドアや窓枠の下端と上端の値は配置位置の設定に関係なく、常に壁下部からの値を表示する。
  • 148122  ドキュメント:一覧表でドアや窓枠の下端と上端の値は配置位置の設定に関係なく、常に壁下部からの値を表示する。
  • 147597  ドキュメント:2D図面アンチエイリアスがオフになっている場合、点線が正しく表示されない。
  • 145593  ドキュメント:展開図の限界線を伸ばした場合に展開図マーカーが回転してしまう問題。
  • 146463  ドキュメント:要素IDマネージャーの設定でドアを開口部向きで一覧にした場合、同じドアでも分けられてしまう問題。
  • 146209  ドキュメント:特定のグリッドシステムが断面の設定を操作した後、プロジェクトから失われることがある。
  • 139821  編集:隣接する多角形の壁の接合部で不必要なカットラインが「編集可能なポリゴンの角」のチェックボックスがオンに設定されていても表示されてしまう問題。
  • 131542  編集:お気に入りのオブジェクトを要素の設定からパラメータの追加を行い、オブジェクトの選択した場合にArchicadがクラッシュする問題。
  • 134179  編集:切断塗りつぶしと表面塗りつぶしが階段設定画面で利用できない。
  • 144255  編集:レイヤーが表示設定ががズームまたはスクロールをした場合に変更されてしまう。
  • 144794  編集:Mac OS Xで10.8で点線が表示できない問題:http://archicadwiki.com/OsxMountainLion#Known_issues
  • 143094  編集:Mac OS X上でHiDPIディスプレイを用いた場合に間違ったアイコンが表示される。
  • 143091  編集:Mac OS X上でHiDPIディスプレイを用いた場合にポップアップウィンドウが適さない位置で開いてしまう問題。
  • 107293  編集:Windows 7でDPIの設定を100%以上にした場合にパレットウィンドウの補助テキストが欠落してしまう問題。
  • 127508  編集:ポリラインを個々のセグメントに分解することができない。
  • 127184  編集:構造機能、位置と要素の分類がお気に入り設定に保存されない。
  • 148207  編集:ゾーンデータの増加に伴い、パフォーマンスの問題を引き起こす可能性がある。
  • 141345   FILE/DWG/エクスポート:DWGの出力設定の「ペーパースペースビュー全体」のオプションを選択した場合にオフセットしてしまう。
  • 137612  ファイル/エクスポート:特定の状況でArhiCADの3DS出力機能を利用して作ったファイルが、3D Studio MAXで開けない。
  • 142574  ファイル/IFC/エクスポート:断面形状で作られた壁と壁の終端が出力するIFCファイルに含まれた場合にクラッシュしてしまう。
  • 134247   ファイル/IFC/エクスポート:特定のプロジェクトでIFC-columnsがIFC出力時に誤った位置に配置される。
  • 144496   ファイル/IFC/エクスポート:特定のプロジェクトでIfcBuildingLocalplacementの出力された値が間違っている。
  • 133396   ファイル/IFC/インポート:ArchicadはIfcDistributionElementsをネイティブのMEP要素に変換してしまう。
  • 143024 ファイル/IFC/インポート:カーテンウォールとそのサブ要素がインポート時に間違ったIFCのツリー階層に入ってしまう。
  • 145507   ファイル/IFC/インポート:カスタム断面形状を持つホットリンクされたIFC要素がホストファイルで間違った場所に配置されてしまう。
  • 144170   ファイル/IFC/インポート:IfcEnergyConversionDevice型のIFCモデルの要素がIFCインポート後に失われてしまう。
  • 143028   ファイル/IFC/インポート:ジオメトリが欠落しているオブジェクトのファイルのインポートの問題。
  • 140095   ファイル/IFC/インポート:Archicadのに特定のIFCファイルをインポートすると、梁の配置に関連する問題、また梁が切断されてしまう。
  • 140800   ファイル/IFC/インポート:手動でフロアを合わせて、IFCモデルの変更検出を使用した場合、比較しているモデルが同じ位置に来ない。
  • 142962   ファイル/IFC/インポート:TeklaのStucturesで作成された特定の要素がインポート時に間違った場所に配置されてしまう。
  • 140798   ファイル/IFC/インポート:上から下へ押し出されて作成された壁はIFCインポート時に間違った位置に配置される。
  • 143027   ファイル/IFC/インポート:特定のIFCファイルをインポートする場合の要素の多くが欠落する。
  • 145507 ファイル/IFC/インポート:カスタム断面形状を持つホットリンクされたIFC要素が属性名の重複が原因によりホストファイルで間違った場所に配置されてしまう。 編集可能な断面形状属性ではなく、特別な断面形状として断面形状を埋め込めることができるようにレジストリオプションを作成しました。 PC環境ではレジストリ、Mac環境では環境設定を利用します。オプションについては、次の手順を実行してください:
    1. Archicadを起動します。 ファイル/ファイル特殊/IFC 2×3/IFC変換設定のメニュー項目に移動します。[設定を保存して閉じる]ボタンを押します。この作業でレジストリ(PC)または環境設定(Mac)により、IFCフォルダがArchicad 15または16バージョンのメインフォルダの下に作成されます。
    2. Windowsをご利用な方はレジストリエディタ、Macをご利用の方は環境設定で作業を行います。こちらのページを参考にしてください:Help Center
    3. IFCのフォルダの中にImportUnnamedProfilesAsCustomというキーを作成してください。
    4. WindowsではキーをDWORD型に設定し、値を1に設定してください。MacにはBoolean型を選択し、値をTRUEに設定します。
    5. Windows上でレジストリエディタを閉じ、Mac上で設定ファイルを保存し、終了します。

      注意:[要素の断面形状を取得]のオプションを利用して、これらのカスタム断面形状を複製することができます。
  • 127606  ファイル/保存:アクセント文字を含むファイル名で以前のArchicadのバージョンに戻して保存のオプションを選択すると、埋め込まれたオブジェクトが欠落してしまう問題。
  • 134076   モデル:梁を基準線に合わせて接続しないと包絡しない問題。一覧表にも間違った数値が表示される問題。
  • 126767  モデル:インターナルエンジンで3Dウィンドウで利用した際に背景画像が表示されない。
  • 142260   モデル:複数階にまたがる壁で囲まれた3Dゾーンの計算がゾーンの更新コマンドを使用したフロアによって違う問題。
  • 143764  モデル:ホットリンクモジュールのリンクを解除し、保存を行うと間違ったフロアに移動してしまう問題。
  • 143130  モデル:特定の状況でプロジェクト一覧でフロアが重複して表示される、またフロア番号が表示される問題。(フロアの設定ダイアログでは正しく表示されます)
  • 144267  モデル:特定の複合構造で塗りつぶしの設定が属性マネージャーを利用して追加した場合に無効になってしまう。
  • 130684   発行:平面図から印刷した場合に塗りつぶしが「塗りつぶし原点に相対」から「プロジェクト原点に相対」変更され、印刷されてしまう問題。
  • 130348  発行:特定のプロジェクト一覧の展開図名でゾーンデータの読み取りができない。
  • 132643   スピード:特定のGDLオブジェクトを含むプロジェクトを3Dナビゲーションで開いた時にArchicadが反応しない。
  • 143629   スピード:壁にホットスポットが多くある場合に立面図の構築に時間がかかる。
  • 128993   スピード:大規模なカーテンウォールを含むプロジェクトで矩形図形作成法で要素を選択しようとした場合にホットスポットがすぐに表示されない。
  • 142197  チームワーク/データ損失:カスタムテキストがプロジェクトを閉じて再度、参加した後にプロジェクトインデックスから消えてしまう。
  • 146072  チームワーク/ドキュメント:寸法テキストはプロジェクトを共有した後、独立した断面図からズームをするまで欠落してしまう。
  • 147902  チームワーク/編集:スラブの上に吸引を利用して高度寸法が置かれていた場合、確保することなくスラブを編集しようとした場合に、警告メッセージが表示される。 Help Center
  • 144203  チームワーク/ライブラリ:以前のArchicadのバージョンでライブラリがネットワークドライブからマップされ、BIMサーバーにアップロードされていた場合、ライブラリの更新ができない問題。
  • 142394  チームワーク:特定の状況下でカスタムモデル表示オプションが間違って確保情報を処理してしまう。
  • 143521  チームワーク:IFCグループのモジュールファイルが「サーバーがエラーコード」の警告を出てしまい、開いても改善されない問題。
  • 142399  チームワーク:特定の状況下で自動保存ファイルからの復元ができない問題。
  • 140868  チームワーク:特定の場面でプロジェクトのレイヤーの確保、要求、承認で 「サーバーがエラー」の警告が出る問題。

オプションのGraphisoftコンポーネントの不具合修正:         

  • 141235   BIMx:2本の曲線で作られたルールシェルのシェーディングが間違っていた。

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Page last updated:Monday, March 3, 2013